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寒くなると気になってくるのが空気の乾燥ですね。
とくに女性はみなさん静電気や乾燥肌などに敏感かと思います。
そんな空気の乾燥を防ぐのが加湿器ですが、最近では空気清浄機にも加湿機能が付いているモデルも多く、通年で利用されるケースもあります。
そして加湿方式にもいろいろあり、とくに高機能な方式が【スチーム式加湿】になります。
スチーム式加湿器は、水を加熱して蒸気を発生させる方式で強力な加湿能力を持ち、約100℃まで加熱されるため、雑菌が死滅し、清潔な水蒸気を室内に供給できるのが特徴です。
また、気化式や超音波式と比べて、冬場の寒い室内でも温かい蒸気により快適な加湿ができます。
そんなスチーム式加湿器の中でも気になる『象印スチーム式加湿器 EE-DD50』をご紹介します。
(引用:公式サイト)
筆者にとってはちょっと意外ですが、象印は1918年に創業し100年以上の歴史を持つ日本の老舗家電メーカーで、とくに加湿器分野では、1965年に家庭用加湿器の製造を開始して以来、50年以上の実績があります。
現在の加湿器市場でも高い品質と信頼性から、スチーム式加湿器では高いシェアを誇ります。
中でもモデル「EE-DD50」は、5.0Lの大容量タンクを搭載し、最大8~13畳の広さまでカバーでき、消費電力は380Wで1日の電気代にすると約41円(1kWh=27円で計算)で、連続加湿運転時間は約8.3時間が可能になっています。
また、二段階の加湿量調節(強:600ml/h、弱:400ml/h)により、湿度に応じて自動運転を行う機能も搭載しています。
このように象印の加湿器EE-DD50は、高い加湿能力と信頼性を備えた製品ですが、口コミでは次のように良い口コミが圧倒的に多いです。(Amazon:193件、楽天:27件、価格.com:29件)
[悪い口コミ](7件/249件)
・電気代が気になる
・お手入れが手間
・運転音が気になる
・給水の頻度が多い
[良い口コミ](221件/249件)
・パワフルな加湿力
・清潔な蒸気
・使いやすい
・大容量タンク
以降では、実際の使用者の口コミや詳細な使い勝手、性能の評価などより詳細に説明します。
象印スチーム加湿器 EE-DD50 の口コミは?
まずは悪い口コミから・・・
【悪い口コミ】
▲電気代が気になる
(https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B0CD3JHY7H/ref=acr_dp_hist_4?ie=UTF8&filterByStar=four_star&reviewerType=all_reviews#reviews-filter-bar)
蒸気式加湿器は電気で水を沸騰させるため電気代の上昇を指摘する声が目立ちます。
「1日中使用していたら月の電気代が2000円ほど上がった」、「他の加湿方式と比べて電気代が高い」といった声が聞かれます。
とくに、乾燥が気になる冬場は連続運転になりがちなため、電気代の負担を懸念する口コミが多く見られます。
▲運転音について
(https://review.rakuten.co.jp/item/1/407482_10002491?ev=5#itemReviewList)
沸騰時の音が気になるという声も見られます。
「就寝時の音が気になる」、「深夜の運転音が予想以上に響く」、「子供の勉強中に音が気になる」といった指摘があり、とくに夜間や静かな環境での使用で音が気になるようです。
▲給水の頻度
連続運転時の給水頻度を指摘する声もあります。
「一日中運転すると毎日給水が必要」、「タンクが重くて給水が大変」、「予想以上に水の減りが早い」など、大容量タンクながら頻繁な給水が必要になることへの不満が見られます。
とくに高湿度設定での運転時は、水の消費が多くなるとの指摘があります。
このように、象印EE-DD50の悪い口コミには、主に運転コスト、メンテナンス、運転音、給水の手間に関する指摘が多く見られます。
ただし、これらの多くは蒸気式加湿器特有の特徴で、製品固有の欠陥というわけではありません。
一方、良い口コミが圧倒的に多いです・・・
「寝室に置いていますが就寝前に運転すると朝まで快適な湿度を保ってくれます」、「部屋の広さは12畳ですが数時間で湿度が50%まで上がりました」といった声が多く寄せられています。とくに乾燥が気になる冬場でも、しっかりと部屋全体を加湿できると評価されています。
●清潔な蒸気
「沸騰させた蒸気なので衛生面で安心できます」、「以前使っていた超音波式と違い白い粉が周囲に付かないのが良い」といった清潔さを評価する声が目立ちます。
アレルギーがある家族がいる家庭からも、安心して使えるという口コミが見られます。
●お手入れが簡単
給水の回数も減り、何よりお手入れが楽なのでこれ以外の加湿器は使うことがなくなりました。
(https://review.rakuten.co.jp/item/1/407482_10002491?ev=5#itemReviewList)
タンクは取り外しがワンタッチで、口が広く洗いやすい形状となっています。また、本体内部の抗菌加工によりカビや雑菌の繁殖を抑制し、クエン酸洗浄も簡単に行えます。
パーツ構造が洗いやすく設計されているため、「細かい部分まで清掃できる」「メンテナンスが楽」といった声が多く聞かれます。
●大容量タンク
大きいけど前のタイプより水が多く入るので 朝まで給水しないですむので、 購入してよかった。
(https://review.rakuten.co.jp/item/1/407482_10002491?ev=5#itemReviewList)
「5Lの大容量なので頻繁な給水は不要」、「一日中運転しても給水は1回で済むことが多いです」といった声があります。
就寝中も給水の手間なく連続運転できることが、多くのユーザーから高く評価されています。
このように、象印のスチーム式加湿器EE-DD50は、その性能と使い勝手の良さで多くのユーザーに好評です。
とくに加湿力の高さと衛生面での安心感は、製品の大きな特徴として評価されています。
象印スチーム加湿器 EE-DD50 の特徴や使用感
(引用:公式サイト)
特徴やレビューは・・・
特徴や使用感
■タンク容量と連続運転時間
本体には大容量の4.0Lタンクを搭載しており、最大加湿量600mL/hの「強」でも約8時間の連続運転が可能です。
標準モードなら約16時間、節電モードでは最大約32時間の運転ができるので、強で利用しても就寝中に停まらずに加湿を続けられます。
加湿量は3段階(強/中/弱)で調整が可能で各加湿量は次の通りです。
・強:600mL/h
・中:350mL/h
・弱:260mL/h
使用感としては、「通常の寝室(8畳程度)であれば給水は1日1回程度で十分でした。」との声も。
■加湿量の調整機能
最大の特徴といえるのが、「湿度センサー」と「室温センサー」によるデュアルセンサーシステムです。
湿度センサーは部屋の湿度を常時モニタリングし、理想的な湿度(50-60%)を自動的に維持しますが、室温センサーと連動することで、温度変化に応じて最適な加湿量を自動調整する仕組みになっています。
(引用:公式サイト)
具体的には、
- 湿度が低下すると自動で加湿を開始
- 目標湿度に達すると加湿を停止
- 室温に応じて結露しない最適な加湿量を制御
- 夜間は湿度と温度に合わせて静かに運転
このデュアルセンサーにより手動での湿度調整は不要で、快適で安定した室内環境を自動的に実現してくれます。
省エネ性と利便性を両立する高度なセンシング技術といえます。
■安全機能の搭載
空だき防止機能とチャイルドロック機能を標準装備しています。
水がなくなると自動的に運転を停止してブザーで知らせする機能も搭載、転倒時自動オフ機能も備えているので、小さなお子様のいるご家庭でも安心して使用できます。
(引用:公式サイト)
また、沸騰時の温度は約100℃ですが、吹出口での蒸気温度は約65℃まで下がるよう設計されています。安心安全が十分に配慮されています。
■湯沸かし音セーブモード
スチーム式の少ない欠点の一つといえる沸騰時に発生する音を抑制する機能で、夜間や静かな環境での使用が考慮され以下の特徴があります。
- 音の低減
通常の蒸気式加湿器では避けられない沸騰音を、最大で約50%低減します。これにより、就寝中や勉強中でも気にならない静かな運転が可能になります。 - 自動切り替え
夜間モードや静音モードに設定すると自動的に湯沸かし音セーブモードが作動し、ユーザーが手動で設定する必要がありません。 - 加湿性能への影響
音を抑えても加湿性能は維持されるため、快適な湿度管理と静かな環境を両立できます。
この機能により、とくに音に敏感な方や、静かな環境を求める家庭で高く評価されています。赤ちゃんの寝室や、静かさを重視する空間での使用に最適です。
■操作性と設置場所
本体サイズ : 幅24.0×奥行27.5×高さ36.5cm
と一般的な加湿器と比較してもコンパクトで、重量は空の状態で約2.8kgです。
水道の蛇口から直接容器に給水するだけです。
(引用:公式サイト)
設置に必要な空間は、周囲に放熱用として上方20cm、側方10cm以上のスペースが推奨されます。
背面には電源コード収納部があり、シーズンオフの収納も考慮された設計となっています。
レビューまとめ
以下の点が特に評価されています。
- 適用床面積(木造和室8畳/プレハブ洋室13畳)に対して十分な加湿能力がある
- デジタル表示で現在の湿度が確認しやすい
- 給水タンクが半透明で残量が見やすい
- 本体のお手入れ時期をお知らせするクリーニングサインを搭載
一方で、加湿時の消費電力が410Wとやや大きめなため、電気代を気にする方は使用時間の調整が必要かもしれません。
象印スチーム加湿器 EE-DD50 のメリット/デメリット
(引用:公式サイト)
象印EE-DD50は、その特徴や口コミなどから使ってみたくなる加湿器ですが、使用するメリットとデメリットを整理すると・・・
【メリット】
●強力な加湿能力
象印のEE-DD50は、最大加湿量が600ml/hと非常に高い加湿能力を持っており、6畳から10畳の空間を約40分で適切な湿度(50~60%)にできる計算になります。
また、3段階の加湿量調整(強・中・弱)により季節や部屋の状況に応じて最適な加湿が可能です。
●清潔な加湿方式
100℃近い温度で水を沸騰させて蒸気を作るため、雑菌の繁殖を抑制できます。
一般的な超音波式加湿器と比べて菌の増殖率が約99%抑えられるというテスト結果も出ています。
また、白い粉(ミネラル成分)の飛散も極めて少なく、家具や電化製品への影響を最小限に抑えられます。
●広範囲をカバー
4.0Lの大容量タンクを搭載しており、「強」運転で約8時間、「弱」運転なら最大約36時間の連続運転が可能です。
給水の手間が少なく、就寝中も途切れることなく加湿を続けられます。
また、360度回転する吹出口により、部屋全体に均一な加湿が可能です。
(引用:公式サイト)
●安全性への配慮
転倒時自動OFF機能、空だき防止機能、チャイルドロック機能など、複数の安全機能を搭載しています。
さらに、本体の最高温度は側面で約45℃に抑えられており、万が一触れても重度のやけどの心配がありません。
●お手入れが簡単
一般的に加湿器のお手入れはフィルターの洗浄やタンク内のカビ取りなど結構手間ですが、EE-DD50はフィルターがなく、水と洗浄剤を入れて「クエン酸洗浄モード」で洗浄するだけで清潔に保てます。
(引用:公式サイト)
【デメリット】
▲消費電力が大きい
最大消費電力は480Wと、超音波式(20-30W程度)と比べてかなり高めです。
1日8時間使用した場合、月の電気代は約2,500円程度(1kWh=27円で計算)になります。
省エネモードでも270W程度の消費電力があり、電気代の負担は避けられません。
▲メンテナンスの必要性
蒸気トレイは週1回以上の掃除が必要で、洗浄時間は約15~20分かかります。
加熱式のため、1ヶ月に1回程度のクエン酸洗浄による本体内部の除菌・洗浄が必須です。
▲本体の温度上昇
運転中は本体上部が約60度まで上昇するため、設置場所に注意が必要です。
小さなお子様やペットがいる家庭では、やけど防止のため高い場所への設置が必要です。
熱による影響を考慮し、周囲の壁や家具から30cm以上の距離を空ける必要があります。
▲設置スペース
本体サイズは幅24×奥行28×高さ34cmと、コンパクトな超音波式と比べてかなり大きめです。
安全な設置のため、周囲のスペースを含めると最低でも50×50cm程度の設置面積が必要です。
重量は空の状態で約3.2kg、満水時は約6.7kgあり、置き場所の強度にも配慮が必要です。
これらのデメリットは製品の性質上避けられない部分も多いですが、事前に理解しておくことで上手く付き合っていけるのではないでしょうか。
象印スチーム加湿器 EE-DD50 をオススメしたい人
(引用:公式サイト)
象印スチーム式加湿器 EE-DD50 は多くの方が納得できる加湿器といえますが、とくに次のような方は候補として検討してみてください。
■乾燥対策を本気で考えている人
加湿量が最大600ml/hと非常に強力で、湿度を素早く上げることができます。
とくに冬場の湿度20%以下の乾燥時でも、約30分で40-50%まで湿度を引き上げることが可能です。
加湿量を3段階(強・中・弱)で調整できるため、季節や時間帯に応じた細かな湿度管理ができます。
■広い部屋で使用したい人
適用床面積は、プレハブ洋室で約13畳(22㎡)、木造和室で約8畳(13㎡)までカバーできます。4.0Lの大容量タンクを搭載しているため、「強」運転でも約8時間、「弱」運転なら約32時間の連続運転が可能です。
寝室や子供部屋など、一般的な部屋であれば十分な性能を発揮します。
■清潔にこだわる人
スチーム式は水を沸騰させて加湿するため、雑菌の心配が少なく清潔な加湿が可能です。
さらにフッ素加工の容器を採用し、フィルターがないので衛生面への配慮も万全です。
「広口容器」で給水も湯捨ても簡単なので、水を入れる&お湯を捨てるだけで手間なく使えます。
■赤ちゃんのいる家庭
安全機能として、転倒時自動OFF機能、空焚き防止機能、チャイルドロック機能を搭載しています。また、運転音は「強」モードでも約35dB、「弱」モードなら約30dBと静かなため、赤ちゃんの睡眠を妨げにくいのが特徴です。
蒸気吹出口は本体上部にあり、直接蒸気が赤ちゃんに当たる心配も少ない設計になっています。
このように、EE-DD50は高い加湿性能と安全性を備え、とくに乾燥対策や清潔さにこだわる方に適した製品といえます。
象印スチーム加湿器 EE-DD50 〈 まとめ 〉
『象印スチーム式加湿器 EE-DD50』をご紹介しました。
強力な加湿力(600mL/時)と大容量タンク(4.0L)、簡単なお手入れが魅力で、電気代(月約2,500円)はかかりますが、確実な加湿と清潔さを求める人に向いています。
とくに、広めの部屋(~14畳)で使用する場合や、赤ちゃんのいるご家庭での使用に適しています。
ただし、購入時は設置スペースと電気代を考慮に入れて検討してください。
■製品の総合評価
・加湿量が最大600ml/hと高い加湿能力を持ち、約8畳~13畳の広さまでカバー
・4.0Lの大容量タンクで、最大約32時間の連続運転が可能
・価格20,000円前後とスチーム式としては標準的な価格帯
・加湿時の消費電力410Wで、1日8時間使用した場合の電気代は約1ヶ月で2,000円程度
■購入時の注意点
・設置には幅24cm×奥行27.5cm×高さ36.5cmのサイズの考慮が必要
・本体重量は約2.9kgで、水を入れると約7.9kgになるため、設置場所の強度確認が必要
・お手入れは週1回の定期的なクエン酸洗浄を推奨
・使用環境は室温5~35℃、湿度30~75%が最適
EE-DD50は、確かな加湿力と使いやすさを兼ね備えた製品で、とくに乾燥が気になる寝室や子供部屋での使用が効果的です。
他の方式の加湿器に比べ電気代はかかりますが、本格的な加湿を求める方には十分検討の価値がある加湿器といえます。